①before築40数年の家です。外観リフォームは、①屋根の葺き替え、②外壁の貼替、③軒天の貼替、④玄関戸、勝手口ドア、南側サッシを新しく入れ替えです。
②before軽トラが止まっている場所に浄化槽を埋め、トイレの水洗化をします。
③解体中工事の最初は屋根の葺き替えに伴う古屋根の撤去です。解体後、寒さ対策に天井裏に断熱材を入れました。野地板を一部剥ぐと簡単に断熱工事ができます。解体で割れた野地板は後程修復して屋根を葺きました。
④after新しい屋根は青色になりました。建築当時の色だそうです。
⑤工事中外壁と防水シートを剥ぎ、断熱材を不足しているところに増し入れしています。それと同時に腐っているところ、下地が足りないかをチェックします。
⑥工事中次に、家が揺れるという悩みを解決する為に、耐震用面材を貼付けます。この材料は家の揺れを抑えることのほかに耐火性に優れています。
⑦工事中面材を貼り、防水シートで覆い、下地を取り付けてやっと外壁を貼ります。外壁は杉板です。意外と耐候性はあります。雨で濡れてもすぐに乾く環境であれば30年以上もつと思います。この後塗料を塗りました。
⑧解体中屋根を剥いだら構造材が腐っていました。結構ひどい状態です。屋根の谷が不完全で雨漏りしたようです。
⑨解体中角柱は大丈夫でしたがそれに刺さっている桁が腐っていました。腐っている部分を切り取り新しい材を継ぎます。
⑩工事中新しい材を継いだところです。追掛け継ぎという継手です。これで安心して生活できます。
⑪工事中角柱の谷木を取り付け、あとは屋根を支える垂木を流します。
⑫工事中あとは野地板を貼ったら大工仕事は終了です。板金屋さん待ちです。
⑬解体中外壁を剥いでいます。この後防水シートを剥いだら窓回りの木材が腐っていました。
⑭工事中外壁を剥いだところです。この面は断熱材は入っていませんでした。2階外壁同様断熱材を入れ面材を貼り、透湿防水シートを貼り、下地を取り付け外壁を貼りました。
⑮工事中杉板を貼っていくにつれ、だんだんと雰囲気が出てきました。
⑯工事中年末が近づくにつれ、寒さが厳しくなってきます。
⑰工事中南側の外壁を剥がした状態です。サッシ交換から始まり外壁貼りで終了です。
⑱工事中サッシの間の柱根元が腐っていました。外壁の隙間から雨水が入り湿気が逃げれない状態が続いたためだと思われます。原因として10数年前のリフォーム時に透湿防水シートと外壁の間に空気層を設けなかったこと、古いサッシと外壁の隙間のコーキングがしっかりされていなかったことが考えられます。
⑲工事中柱はヒバ材なので相当腐りには強いはずですが、長い年月湿気にさらされたので耐えきれなかったのでしょう。
⑳工事中柱が支えていた桁をジャッキで持ち上げ、腐っている部分を切り落としました。
㉑工事中継手をこしらえて新しいヒバ材の柱を接ぎ木しました。柱と土台を金結する為に金物を使用しました。この後ペアガラスの掃き出し窓サッシを取付けました。
㉒解体中道路沿いの台所出窓の状態です。窓サッシをに大きいものを取り付けたので出窓の床よりキッチンの高さがあり、落ち込んでいる感じになったようです。
㉓after窓サッシをちょうどよいサイズのものに交換し、出窓も棚として使えるようにしました。出窓隣の勝手口ドアも交換しました。
㉔工事中台所の工事中です。この後桧床を貼り、壁・天井は杉板を貼りました。
㉕afterシステムキッチンも新しいものに入れ替えました。高さが低く腰に負担がかかっていたそうです。炊飯器棚、テレビ棚も造作しました。
㉖解体中玄関サッシも交換します。
㉗after玄関の様子が見えづらいですが片引き戸の新しいとになりました。
㉘before玄関ホールの様子です。主に床の高さを上げ床も貼り換えます。
㉙解体中床板を外し根太を解体しています。使える材料は使うので横に通っている土台は残し大引き、根太は新しくしました。土台を支えている束石が数か所倒れている影響で、床が下がっていたり傾いていました。全て修復しました。重ね貼りをして安く済ませる方法をとっている業者が多いと思いますが、剥いでいることで床の不具合の原因を見つけ、改善できます。
㉚工事中根太の間に断熱材を入れました。これでだいぶ熱が逃げなくなると思います。この後構造用合板を下貼りしました。
㉛after一番目に付く場所なので、床板には桧の無節材を選びました。桧なので玄関戸を開けるといい香りがします。
㉜after玄関ホールとつながっている縁側廊下床にも桧を使いました。
㉝工事中トイレの工事です。もともと汲み取り式で男女分かれてしたが水道工事をし、水洗化に合わせて一新することになりました。
㉞after床には桧の節有材、壁・天井には杉板を貼りました。カウンターに手洗いボウルを設置しました。
木造住宅コンテスト連続優秀賞受賞